ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちわ。
昨年の2018年7月20日に一般公開され、賛否両論を巻き起こした「細田 守」監督作品の 映画『未来のミライ』。
先日、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送されていたのを、子どもたちと一緒に観てみました。
以下、ネタバレなしの感想です。
盛り上がりのあるストーリー展開ではないけれども……
「未来のミライ」は細田 守監督によるオリジナルアニメ作品で、
- 時をかける少女
- サマーウォーズ
- おおかみこどもの雨と雪
- バケモノの子
に続く5作目。
「ボクは未来に出会った。」
というキャッチコピーのもと、4歳の主人公「くんちゃん」が日常生活の中で体験する、妄想とも現実とも区別がつかない摩訶不思議な出来事が、いくつものショートストーリー構成で描かれています。
細部まで作り込まれた映像美と、声を担当する豪華俳優陣の演技で非常にクオリティーの高い作品となっているのですが、映画館で公開されるや否や……
つまらない。
くんちゃんのワガママにイライラする。
くんちゃんの声が、合っていない。etc.
との酷評がネットを中心に広まり、悪い方向で当時話題となりました。
今回、地上波初ということで、金曜のゴールデンタイムに全国お茶の間のテレビでも放送されたわけですが、やはりネット上では上記のような否定的な意見が飛び交っていたようです。
筆者も、公開当時の賛否両論については聞きかじっていたものの、それ以外はなんの前情報もなく“フラットな”立ち位置で初めて鑑賞したのですが……
いや、面白かったですよ。
確かに、ストーリー展開にこれといった起伏はなく、盛り上がる要素は皆無。
初見で
「主人公くんちゃん(4歳児)と、未来からきた妹のミライちゃん(女子高生?)が繰り広げる冒険活劇!」
だと決め込んで観始めると、肩透かしを食うこと間違いなし。
「時をかける少女」や「サマーウォーズ」のような展開を期待していた筆者も、その点では十分裏切られました。
しかし、子を持つ親の立場として、くんちゃんの行動・言動を我が子とオーバーラップして観てみると……あら不思議!
「あ〜、こういう駄々のこね方、するよね〜。」
「今のお母さんの怒り方はいかんよね、気をつけようっと。」
「うちの子が急に自転車に乗れるようになったのも、これが原因!?」
などと、共感できること多数。
“子どもの成長を楽しむほのぼのストーリー”
として、終始ニコニコと観ることができました。
いや、これは日頃から幼児・子どものワガママに付き合わされ、耐性が出来ているからか?
このあたりで、感じ方に違いが出るのかもしれませんね。
また、一緒に観ていた子どもたちも、くんちゃんに共感するところがあるのか楽しめていたようです。
「ハチゲーム」にもハマってましたしw
これまでの“細田 守 作品”に囚われない、エンターテイメントに重きを置いていないロードムービー・成長記……
いや、ホームビデオか?
まぁ、大衆受けはしないでしょうが、悪くはなかったと思いますよ。
まとめ
でも、上白石萌歌演じるくんちゃんの声は……
やっぱり……