ガジェレポ!

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ソニー、PS5用リモートプレイ携帯端末『Project Q』を発表。これ、売れるのか?

Project Qのイメージ01

ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちは。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)が2023年5月24日(米国時間)に開催した「PlayStation Showcase」にて、PlayStation 5(以下、PS5)をリモートプレイできる携帯型の新しいデバイス「Project Q(コードネーム)」が発表されましたね。

PS5のゲームを、どこでもリモートプレイで楽しめるというコンセプトだが────

 

今回、SIEが開催したゲーム関連イベント「PlayStation Showcase」内で発表した、PS5のゲームをリモートでプレイできる新端末「Project Q」。

www.itmedia.co.jp

 

液晶画面の左右両側に、半分にぶった切ったDualSenseコントローラがくっついたような出で立ちのこのデバイス、現時点で公開されている仕様は────

  • Wi-Fi経由のリモートプレイが可能。
  • 8インチで1080p、60fpsのフルHD液晶ディスプレイを搭載。
  • DualSenseコントローラのすべてのボタンと機能を備える。

と、PS5のあらゆるゲームをストリーミングできる専用端末、となっています。

年内に発売予定、正式名称や具体的な発売時期、価格などについては「後日発表」とのことですが────

はたして、売れるのか?

このデバイス、「PlayStation Portable(PSP)」や「PlayStation Vita」とは訳が違い、PS5のゲームソフトに対応した独立したゲーム端末ではなく、プレイするゲームはPS5本体にインストールしておく必要がある、PS5の「周辺機器」という位置づけ。

PS5を持っていないと何もできず、必然的にこの周辺機器を購入するのはすでにPS5を所有しているユーザー、となります。

加えて価格面、先に販売されているDualSenseコントローラの上位機種、「DualSense Edge」が定価¥29,980(税込)であることを考えるとこちらは3万円台となりそうな気がしますが、それを高いと感じるか、安いと感じるか。

また、PS5のゲームをPS5本体・テレビの前に座らずとも外出先や寝室など、場所を選ばずにゲームをプレイしたい人にとっては魅力的なデバイスですが、安定したWi-Fi環境が構築できる自宅はともかくとして、外出先で問題なくストリーミングできる状況はというと難しく、場所によっては快適に遊べないかもしれない可能性もあります。

「Nintendo Switch」のように、“どこでもゲームができる携帯機”として使えるかというと……疑問です。

当然『Project Q』は開発中のデバイスであり、今後の発表で仕様は変わるかもしれませんが、現状での筆者の個人的な見解としては、

  • 『Project Q』は、PS5を既に持っているコアユーザーには“刺さる”可能性はあるが、価格面から新規PS5ユーザー獲得には繋がらない。
  • 「どこでもリモートプレイ」は限定的。

という印象があり、一部の熱心なユーザーはともかくとして、大衆的なヒットにはならないのではないでしょうか。

もちろん、これはあくまで発表されて日が浅く、情報が出揃っていない中での筆者の個人的な予想を含んでおり、実際に発売されたらどうなるかは分かりません。

しかし筆者的には、自宅内ならリビングでも寝室でもどこでもPS5のハイスペックなゲームを、これまでのスマホなどを利用したリモートプレイと違って8インチモニターとDualSenseコントローラの機能そのままに快適に楽しめる、というのは理想であり、発売されたら試してみたい……とは思います。

────まぁ、値段によりますがね。

 

まとめ

 

話題のPS5用リモートプレイ携帯端末は「売れるのか?」「売れないのか?」
皆さんは『Project Q』についてどう思いますか?