ガジェレポ!

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観終えて分かる『ノー・ウェイ・ホーム』の意味。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのイメージ01

ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちは。

2022年1月7日(金)より、ついに日本でも公開された映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観に行ってきました。

※以降は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の既出の情報や筆者の感想などですが、若干ネタばれ要素も含んでおります。自分で観るまでは一切ストーリーに関するものは見たくない!という方はお引き返しください。

3部作の完結編、文句なしの出来栄え────

 

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題: Spider-Man: No Way Home)」は、トム・ホランドが主人公スパイダーマン/ピーター・パーカーを演じるシリーズ3作目であり、「マーベル・コミック」を原作としたスーパーヒーローを同一の世界観で実写映画化した作品群「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の27作目にあたります。

2021年12月15日にイギリスと韓国で、同月17日にアメリカを含む各国で公開されていましたが、日本では3週間遅れの2022年1月7日公開となりました。

「アベンジャーズ」ですっかりMCUの虜になり、その流れで「スパイダーマン:ホームカミング(2017年)」、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年)」を観て“スパイダーマン大好き!”となった我が家。

当然「ノー・ウェイ・ホーム」が公開されれば即、映画館で観るつもりにしていたので、さっそく家族総出で観てきました。

前作「ファー・フロム・ホーム」のラストシーンから物語はスタート。

ミステリオ一味の姑息な計略で正体をバラされたピーター・パーカー(トム・ホランド)は、ロンドン市街での破壊活動及びクエンティン・ベック/ミステリオの殺害容疑で親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)、恋人のMJ(ゼンデイヤ)、そしてメイおばさん(マリサ・トメイ)ともどもダメージ・コントロール局に拘束されてしまいます。

その後、不起訴となるもののこれまでの生活は一変。行く先々で好奇の目や誹謗中傷に晒される毎日。

そしてその被害が大切な人たちにもおよび始め、追い詰められたピーターはドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に助けを求めるため、ブリーカー通り177Aを訪れて……というのが序盤のストーリー。

事前に公開された情報どおり、これまでソニー・ピクチャーズが制作してきたトビー・マグワイア版「スパイダーマン」3部作やアンドリュー・ガーフィールド版「アメイジング・スパイダーマン」の2作に登場したヴィランズがオリジナル・キャスト(サンドマンとリザードはCG&アーカイブ、ご本人は声のみの出演)で登場し、一堂に会する姿は感動モノ。

その他にも、映画館で隣りに座った下の娘がずっと手を握りっぱなしになるくらい迫力のアクションシーンや、息もつかせぬストーリー展開、まだまだ未公開のサプライズや各所に散りばめられた過去作へのオマージュなど、見どころは枚挙にいとまがありませんが、なんと言っても先代・先々代スパイダーマンの物語を無かったことにせず、秀逸な構成力で史実の中に組み込んだ功績は大きい。

続編を作っては前作を無かったことにしてファンを混乱に陥し入れる、某近未来サイボーグvs.人類戦争映画に爪の垢でも煎じて呑ませたいものです。

そしてなにより、ちょっとネタバレになってしまうかもだけど“前作・前々作が壮大な前フリ”だった点に驚きを禁じえません。

トム・ホランド版スパイダーマンでは、初めからメイ伯母さんだけでベン伯父さんは登場していなかったことで、すでにピーターは“あのトラウマ”を克服済みだとミスリードさせられていたという……

トムホ版が、これまでの作品から考えるとありえないほど明るいストーリー展開だったことも腑に落ちる。

本作を観終わった後、改めてタイトル「No Way Home(帰るに帰れない)」が深く刺さります。

これにてトムホ版3部作は完結、しかしすでに報じられているようにトム・ホランド版「スパイダーマン」新3部作は準備中とのこと。

eiga.com

 

本作ラストで「孤独のヒーロー」となったスパイダーマン/ピーター・パーカー。であれば、新3部作こそが本当のスパイダーマンの始まり────う〜ん、続きが楽しみ!

 

まとめ

 

間違いなく、筆者の中で最高傑作の映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
もう一回観に行こっと!