いくら寝ても寝足りない@gadgerepoです。こんにちわ。
前回、独自ドメインへの変更にともない、同一レンタルサーバー内に新たにインストールした WordPress に古いドメインの WordPress ファイル及びデータベースをインポートし、記事を移設した過程を筆者がつまづいた点を重点的に解説しましたが 今回はその続き、今まで運営してきたブログで着々と培ってきた、記事以外の “大切な資産” を新しいドメインのブログに引き継ぐ手順を解説します。
【追記】 現在、当ブログは WordPree ではなく「はてなブログ」で運用しております。ご了承ください。
m(__)m
〜WordPressカスタマイズ備忘録 その16〜
ブログの資産
ここでいう “大切な資産” とは
- 旧ドメインブログを読んでくださっているリピーター
- Google での検索順位
- アドセンス広告
の3つ。新ドメインでのブログに今までの記事をインポートし、移設したとはいえ、はたから見ればそれは「全く同じ内容のブログが2つ出来た」ということに過ぎません。
このままの状態では今までのリピーターも新ドメインのブログを知らないまま、更新が止まった旧ブログに見切りを付け離れてしまい、Google での検索順位も今まで以下、あるいは悪質なコピーサイトと見なされる危険性があり、そしてアドセンス広告からの収入もピタリと止まってしまいます。
順番に解決していきましょう。
リピーター、検索順位の引き継ぎ
上記リストの 1、「旧ドメインからブログを読んでくださっているリピーターの方々を新ドメインへ誘導する」、そして 2 の「Google での検索順位の引き継ぎ」は実は同じ方法で解決することができます。それが
「301リダイレクト」です。
これは「.htaccess(ドット・エイチ・ティー・アクセス)」というファイルを作成、ドメイン転送のコードを記述し、サーバーの旧ドメイン側のルートディレクトリに置くことで旧ドメインにアクセスしたユーザーを新ドメインに転送する、という方法。
筆者は ばく然と、旧ドメインにアクセスすると「アドレス変更しました。10秒後に新アドレスにジャンプします。」というメッセージが表示され、その後 新ドメインに転送される、という仕組みを作ればいいのかな?と思っていましたが今はもっとスマートな仕組みがあるんですね。
やり方は
- エディタで以下のコードを記述。
Options +FollowSymLinks RewriteEngine on RewriteRule (.*) http://新ドメイン.com/$1 [R=301,L]
※「http://新ドメイン.com」部分は新ドメイン名を入力。 - 「.htaccess」という名前で保存。
- 旧ドメインのルートディレクトリに FTPソフトでアップロード。
注意として、Windows および Mac OS Xでは「.(ドット)」の前に何もないとファイルが保存できないので、「xxx.htaccess」(xxxは任意で)というファイル名で保存し、FTPソフトでサーバーの旧ドメインのルートディレクトリにアップロードした後、ファイル名を「.htaccess」に戻せば OK です。
これで、旧ドメインにアクセスしても自動的に新ドメインに転送されるようになりました。当然 Google などのサーチエンジンに現在 旧ドメインで登録されている検索結果からアクセスしても、同様に新ドメインへ転送されます。
が、「検索順位の引き継ぎ」に関して言えばもうひとつやらなくてはいけないことがあります。それは
Googleウェブマスターツールの「アドレス変更」機能で新しいドメインに移転したことを Googleに通知することです。
この機能と301リダイレクトとの併用は、Google が公式に推奨しているだけでなく、URL の変更を301リダイレクトよりも早く認識させることが可能です。
手順は、旧ドメインのウェブマスターツールでダッシュボードを表示、メニューバーの歯車アイコンプルダウンメニューから「アドレス変更」を選択。
設定の1から4まで順に確認、送信します。
1の「リストから新しいサイトを選択する」はウェブマスターツールに新ドメインが追加登録されていないと表示されないのであらかじめ登録しておきましょう。
これで新ドメインへの移行を Google が認知、旧ドメインの検索結果などのデータは新しいドメインに引き継がれるようです。
アドセンス広告でのサイト認証
ここまでやって筆者はガッツリ安心しきっていたのですが、新ドメイン移行の次の日、Google AdSense にエラーが表示されていました。
「許可したサイト以外でのアドセンス広告の表示が確認されたが、認証サイト以外の広告は無効ですよ。」とのこと。
これはアドセンス広告の不正利用による嫌がらせや、パクリサイトでの広告表示による身に覚えのない規約違反防止のために、許可したサイト以外で表示されたアドセンス広告は無効とするという決まりによるもの。なるほど、コチラも新アドレスを認証・登録する必要があるんですね。
手順です。Google AdSenseにログインして、右上の歯車アイコンから「設定」をクリック。
左メニューから「アクセスの認証」→「サイトの認証」へ進み、「自分のアカウントで特定のサイトの広告表示のみを許可する」という項目にチェックを入れ、表示された許可サイトリスト入力欄に新ドメインを入力、保存して完了です。
これで新ドメインは認証され、アドセンス広告も収益の対象となります。
その他にも、アフィリエイト広告などを張っている場合は各々の登録ドメインを更新する必要があるので、注意が必要です。
まとめ
以上が、筆者が独自ドメインへと URL を変更した時の登録手順、そして気づきを与えられた注意点です。
初めてのことで右も左もわからず、泣きそうでしたがw偉大な先人ブロガー諸兄のおかげで無事に完了いたしました。
この解説がまた、どなたかの助けとなれば幸いです。m(_ _)m