シルバーウィーク突入のガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちわ。
今回はコチラの記事の続き。
Apple が iOSデバイス向けに公開した「iOS9」。この新しい iOSに含まれる「コンテンツブロック機能」に際し、この機会にモバイルユーザーフレンドリーなブログを目指すことにした筆者。
とりあえず、モバイル向けの Google AdSense 広告ユニットを【テキスト広告のみ】に変更した方がデータ量が抑えられていいんじゃないか?と考え、収益にどの程度変化が表れるか「A/Bテスト」をしてみることに。
A/Bテストとは?
Google AdSense の「A/Bテスト」は広告の特定の設定について 2つのパターンを実際に試し、どちらの方がパフォーマンスが高いか比較することができます。
Google AdSenseの「広告設定」から左サイドバー「コンテンツ」の「テスト」に進むとテスト設定画面となり、「広告ユニットに関するテスト」から新しいテストを設定可能。
「テスト名」と「メモ」は任意で入力、「オリジナル広告ユニット」には対象とする現在使用中の広告を選択し、「パターン広告タイプ」には比較したい広告タイプを選びます。
詳しいテスト方法はコチラをご覧くださいm(__)m
Inside AdSense : 【新機能】管理画面内で A/B テストを設定し、収益性の高い広告設定を行いましょう
今回筆者が行ったテストは、広告ユニットに表示する広告の種類をテキスト広告だけに限定した場合と、テキスト広告とディスプレイ広告の両方にした場合でのパフォーマンスを比較する、というもの。
【テキスト広告のみ】と【テキスト広告とディスプレイ広告】の違いは?
一般的に広告ユニットを【テキスト広告のみ】にした場合、Google が推奨している【テキスト広告とディスプレイ広告】よりも収益は落ちるとされています。
これはなぜかというと、 AdSense では広告主が設定したクリック単価・関連するキーワードとサイトとのマッチングなどによってサイトに配信される広告が決定されるのですが、「テキスト広告のみ」「ディスプレイ広告のみ」にユニットをしぼってしまうと、前者は「ディスプレイ広告のみに出稿されている広告」、後者は「テキスト広告のみに出稿されている広告」がそれぞれ表示されません。
結果として「テキスト広告とディスプレイ広告両方を表示」する場合よりクリック単価が低い広告が表示されてしまい収益が低くなる、というわけです。
ですが、もうひとつ言われているのが【テキスト広告のみ】はクリック率が高いということ。
テキスト広告は、記事の内容・サイトのデザインによっては広告のように見えず、ユーザーが誤ってクリックすることも多いため、クリック率は比較的高めとなります。
クリック単価は低くてもクリック率が高ければ、収益はそれほど落ちないのでは?と筆者は踏んだのですがはたして結果は……。
意外過ぎるテスト結果とは?
テストを開始した 9月2日から待つこと13日後、ついに「信頼度」が 99%となって A/Bテストの結果が出ました。
【テキスト広告のみ】と【テキスト広告とディスプレイ広告】での収益の差は……。
なんと 収益 71%アップでパターン(今回の場合【テキスト広告のみ】)が優位という結果になりました。
テスト開始後しばらくは【テキスト広告とディスプレイ広告】が表示回数・収益ともに優勢だったんですが、いつのまにか逆転されてしまいました。
この結果をふまえ、モバイル向けの Google AdSense 広告ユニットを【テキスト広告のみ】に変更。ここ数日のモバイルでのインプレッション収益(RPM)は若干上がり傾向になっています。
まとめ
広告ユニット【テキスト広告のみ】は収益的に不利、と考えていましたが意外な結果でした。
広告のクリック単価・クリック率はサイトとタイミングによって異なるので、筆者の場合はたまたまの結果なのかもしれませんが、しばらくモバイルサイトは【テキスト広告のみ】で運用し、様子を見ていきたいと思います。