ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちは。
2020年10月16日(金)、ついに劇場公開された『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』。
歴代の興行収入ランキングを短期間に次々と塗り替え、もはや社会現象と化している本作を、やっと筆者も観に行くことができました。
まずは、煉獄さんを描いて逸る気を静める
週刊少年ジャンプで連載されていた吾峠呼世晴の原作をアニメ化し、2019年4月から9月に地上波放送されていた「鬼滅の刃」。その最終話からの続きとなるのが今回の劇場版です。
公開17日間で興行収入157億円を突破し、歴代の興行収入ランキング第1位のスタジオジブリ「千と千尋の神隠し」(2001年公開)が持つ“興行収入308億円”という記録を超えるのでは?と言われています。
筆者もアニメ版でハマったのが運の尽き。単行本も買い揃えて劇場公開を今か今かと待ち構えていたクチですが、いざ公開されてみるとチケットの取得や家族の都合、その他諸々でなかなか観に行く機会に恵まれず。
しかしこの休日、すべての条件をクリアし、やっと観に行く運びとなりました。
直近のイ○ンシネマで取れたのが、上映時間 16:00からの席。
わりと時間があるので、例によって下の娘さんの小学校のご学友に頼まれた「煉獄杏寿郎」さんを描いて逸る気持ちを落ち着けることに。
下書きにペン入れしたあとは、最近お気に入りのアルコールマーカー(100均)で色塗り。
ふぅ、じょうずに描けました。で、頃合いとなったので劇場に出発です。楽しみ楽しみ。
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ウォーーーーーーーーーーン!!!!
『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』感想 ※ネタバレなし
前述どおり地上波アニメ版の続編、那田蜘蛛山(なたぐもやま)での下弦の伍(かげんのご)累との死闘を経て傷ついた炭治郎・善逸・伊之助の三人が蝶屋敷での治療を終え、鎹鴉の指示によって、最近行方不明者が急増していると噂の「無限列車」に乗り込むところから物語はスタートします。
今回の任務にあたっては、“始まりの鬼”である鬼舞辻無惨の直属である「十二鬼月」が関与している疑いがあるため、鬼殺隊も最高戦力である「柱」の一人「炎柱」の煉獄杏寿郎を現地に派遣、列車内で落ち合うのですがすでに鬼の攻撃は始まっていて……というのがあらすじ。
それにしても、相変わらず作画のクォリティーの高さは凄まじいですね。映画開始直後、歴代戦死者を弔う産屋敷夫妻の登場シーン前の森の風景は実写と見紛うばかりの緻密さですし、中盤に登場する炭治郎の深層心理を表す原風景、真っ青な海と空が一面に広がる場面の美しさといったら……溜息モノです。
当然、戦闘も激しさと美しさを兼ね備えたシーンの連続、今回は「炎の呼吸」のエフェクトが素晴らしい出来栄え。
地上波版も相当でしたが、劇場版はそれ以上。音響効果も相まって、超絶クォリティーによる迫力のシーンが満載です。これだけでも見る価値あり。
そしてストーリー展開は言わずもがな。原作屈指の“泣きエピソード”である「無限列車編」は、映画化するには尺が短いかと思っていましたが、出来上がってみれば「映画化するために書かれたのか!?」と思うくらい、映画向きのストーリーでしたね。
筆者は原作読了済みでしたので、当然「オチ」も分かった上で鑑賞に望んだわけですが……ダメ、それでもダメ。
声優さんの迫真の演技、キャラクターのバックボーン、美麗なグラフィックに演出、ここぞとばかりに流れる劇場版主題歌、LiSAの『炎』……
周りに気を使い、声を出さないように嗚咽するのが精一杯の、40代後半子連れ男性……でした。
とは言うものの、完全に初見無視のストーリー展開、「千と千尋の神隠し」といった歴代の興行収入ランキング上位映画のような“壮大な物語性”の有る無しを考えると、エンターテイメントたる映画として
本作が「興行収入ランキング第1位」を取っていいものか?
という疑問が頭を
劇場版公開後の展開について考える
正直、この『鬼滅の刃』というコンテンツを取り仕切っている“お偉いさん”が、最初のアニメ化を企画した段階でどの程度まで先を見据えてプロットを描いていたのか、筆者のような凡人には知る由もありません。
しかし、歴代興行収入ランキングの栄えある第1位も視野に入り始めた今、筆者のような凡人にも考えつく今後の目標は
「稼げるだけ稼いでやる!」
ということ。
劇場版公開に合わせて各所で行われたコラボ企画が、目覚ましい成果を上げていることはご存知のとおり。
コロナ禍で疲弊しきった日本経済において、これほどのカンフル剤をほっておく選択肢など、よほどの大バカでもない限りありえません。
ただ大方の予想に反して「鬼滅の刃」の原作漫画はすでに連載終了しており、ドラゴンボールやワンピースのような“引き伸ばすだけ引き伸ばして売り上げをむりやり持続させる”作戦は無理。「お偉いさん」方の手腕の見せ所として
すでに確定済みのプロットを、いかに効果的にぶつ切りにするか
にかかっています。ではどうするか。
劇場版大ヒット確定前の筆者予想としては、
- 地上波アニメ第2期「吉原遊郭編(コミックス8巻〜11巻)」
「刀鍛冶の里編(12巻〜15巻)」
「柱稽古編(15巻、16巻)」 - 地上波アニメ第3期「無限城最終決戦(16巻〜23巻 )」
ぐらいに考えていましたが、これほどのコンテンツ。あと2回は劇場版を作りたいところです。
しかし、映画化できるほどのストーリー展開、「無限列車編」ほどの“泣かせどころ”があるエピソードといえば「無限城での最終決戦」が関の山。
となると考えうるのは……
- 地上波アニメ第2期「吉原遊郭編(コミックス8巻〜11巻)」
- 劇場版第2作「原作者によるオリジナルストーリー」
- 地上波アニメ第3期「刀鍛冶の里編(12巻〜15巻)」
「柱稽古編(15巻、16巻)」 - 劇場版第3作「無限城最終決戦(16巻〜23巻 )」
という感じになるのでは?「無限城最終決戦」を劇場版3部作の最後に持ってくるとして、アニメ2期と3期の間に原作者、吾峠呼世晴監修の「オリジナルストーリー」を持ってくる。前述のドラゴンボールやワンピースといった、引き伸ばし戦術としてのオリジナルストーリーでは段々とファンからも飽きられてくるのが常ですが、この「鬼滅の刃」に関しては、すでに原作が終了していることが功を奏し、
作者の新作エピソードが見たい!
というファン層にもアピールポイント満点です。物語としては……
珠世と同じく、鬼舞辻無惨の支配から逃れることに成功した古参の鬼「元・上弦の壱」とその配下。無惨同様に太陽の克服を目論見、ついに「青い彼岸花」の情報を手に入れます。
その情報を狙って動き出す無惨と上弦の鬼たち。
にわかに活気づいてきた鬼たちの動向を探るため、鎹鴉から指令を受け取る炭治郎と善逸・伊之助。そこに栗花落カナヲも加わり、「青い彼岸花」の真相に近づきます。
なんていかがでしょう?いかにもな展開で、書いてて少々気が滅入ってきましたが……
まぁそれはともかく、今後発表されるであろう「鬼滅の刃」のロードマップ。その中に「アニメ第2期」や「劇場版第2作」、はたまた「第3作」が含まれるのであれば、先の「アニメ第1期」や今回の「無限列車編」と併せたひとつの「鬼滅の刃」というコンテンツが、これまでにない大きな記録を樹立する、というのも見ものだな……という気がいたします。
まぁなんにせよ、劇場版以降の展開が気になるところです。
まとめ
なんかゴチャゴチャ書いとりますが、言えることはただひとつ。
『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は見といたほうがいい!
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