迷う、迷うなぁ〜、ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちわ。
2015年11月18日、 Amazon Japan はプライム会員向けのサブスクリプション(定額制)音楽配信サービス「Prime Music」(プライムミュージック)を日本でも提供開始しました。
Amazon プライム会員は年会費 3,900円(税込)、追加料金なしで他のサービスと同じく利用可能となります。
「Amazon プライム」とは?
Amazon プライムは、年会費 3,900円(税込)で Amazon の提供するさまざまな特典を受けられる会員制プログラム。
これまで、Amazon プライム会員に登録することで受けられるサービスは……。
- お急ぎ便、お届け日時指定便が使い放題
- Kindleオーナーライブラリー(対象のKindle本から好きなタイトルが毎月1冊無料)
- 会員限定先行タイムセール
- プライム・ビデオ(映画・TV番組が見放題)
- Amazon パントリー(日用品をまとめて購入)
といったもの。
プライム・ビデオや Amazon パントリーといったサービスが追加され、ますますコストパフォーマンスの良さに磨きがかかった Amazon プライムでしたが、今回「Prime Music」が追加され、ユーザーにはさらに充実したサービスとなりました。
「Prime Music」って?
「Prime Music」は邦楽・洋楽など 100万曲以上の楽曲やプレイリストが聴き放題となる音楽配信サービス。
利用には Amaon が提供する「Amazon Musicアプリ」が必要で、iOS・Android搭載のスマートフォンやタブレット、Fireタブレット、パソコンなどからストリーミング再生が可能。
ストリーミングの品質は最高:256kbps の「AAC」。ネットワーク環境にあわせて品質を制御する仕様となっています。
また、気に入った曲やプライムプレイリストはダウンロードして「オフライン再生」が可能、ネット回線の有無や、通信制限などを気にすることなく音楽を楽しめます。
Amazon プライムに入っていない方には、30日間の無料体験が可能となっており、
- Prime Music
- お急ぎ便・お届け日時指定便
- お急ぎ便を使った発売日お届け無料
- Kindleオーナー ライブラリー
- 飲料など対象の特別取扱商品の取扱手数料が無料
といったサービスが利用できます。
※無料体験終了後は自動的に年会費¥3,900(税込)の有料会員に登録されるので注意が必要です。
聴く、買う、ダウンロードする。3つのサービスで他社に差を付ける
以前ご紹介したとおり、今年に入ってサブスクリプション(定額制)音楽配信サービスに各社が参入、生き残りをかけた「戦国時代」の様相を呈しています。
今回、Amazon から発表された情報によると「Prime Music」が2015年11月現在で提供する楽曲数は 100万曲以上。
3,500万曲以上の楽曲を提供するGoogle Play Music 、楽曲数は公表はしていないものの 先月大幅に邦楽ラインナップを強化した Apple Music と比べれば、100万曲は貧弱に見えます。
実際、筆者が「Prime Music」で楽曲を検索したところ、プライム対象になっていない楽曲が多いように感じました。
映画が見放題、お急ぎ便も使い放題でさらに音楽も聴き放題なうえに年間 3,900円というコストパフォーマンスの高さは魅力ですが、音楽配信サービスとしてみれば、聴きたい楽曲が少ないというのは痛いところです。
では「Prime Music」の魅力は価格面だけでしょうか?
コチラの記事で、「Amazon デジタルミュージック部門 バイスプレジデント」 Steve Boomさんが Prime Music の魅力を語っています。
「CDを買う、MP3をダウンロードする、もしくはPrime Musicでストリーミングするといったように、ユーザーがいろいろな方法で音楽にアクセスできるのがユニーク」
Prime Music のストリーミングで新しい音楽に触れる。
↓
気に入った楽曲の MP3 をダウンロード、あるいは CD を購入。
といった流れが一つのサービス内で完結できる、それが他のサービスにはない「Prime Music」の強み、といったところでしょうか。
また Amazon では、これまで蓄積してきたユーザーの「購入履歴」から、おすすめの商品をレコメンド(勧める)「レコメンデーション機能」が強力ですが、Prime Music においても、これまでのユーザーの音楽関連の購入履歴・視聴履歴を使った曲のレコメンドが威力を発揮するようです。
まとめ
本家アメリカでは2014年6月にサービスイン、大成功を収めた Amazon の音楽配信サービス「Prime Music」、満を持して日本にも登場です。
今年に入ってイッキに花開いた音楽配信サービスですが、未だストリーミングよりも CD などの物理メディアが強い日本の音楽業界。
そんな中にあって、他の強豪を抑え日本でも成功をおさめることが出来るのか、興味深いところです。
筆者は現状 Google Play Music を継続していますが、それほどヘビーユースではないため、月額 780円(現在は980円)は正直キツイ……。
しかし年額 3,900円なら入りっぱなしでも財布にやさしいうえに、他のサービスも利用できるとあればかなり魅力的。
ちょっと乗り換えも検討しようかな……。