ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちわ。
今回は
機能・形、すべてが異端の携帯電話
Vodafone「702NK」は、Vodafone日本法人(現ソフトバンクモバイル)から2004年12月に発売された携帯電話。
フィンランドの大手携帯電話端末メーカー(当時)、NOKIA製の「Nokia 6630」を日本向けにカスタマイズしたもので、ストレートタイプの端末ながら、その独特の形状で注目されていました。
OS(今で言うiOSやAndroid OS)には、「Symbian OS Series 60」を採用。
なにより、当時世を席巻していた「ガラケー」とは違い、PCメールの送受信やPC向けサイトの閲覧、そしてアプリをインストールすることで様々な機能を追加できるという、今やスマホでは当たり前のことを “iPhoneが登場する以前から” 可能にしていた画期的な端末だったのです。
しかし、702NKが国内販売された当時、同じくPCライクな使い方のできるスマートフォンの先駆者としてシャープのW-ZERO3(ダブリュー・ゼロスリー)が、サラリーマンを中心に全国で爆発的な人気を博していたのに対し、702NKはその形状から「変態携帯」として一部マニアから支持を得る程度でした。
ところが、すでに発売から3年余りが経過した2007年。
携帯の機種変をしようと立ち寄ったショップで、ほぼ投げ売り状態だった702NKに筆者は一目惚れ。
購入後もそのカスタマイズ性の高さからすっかりハマってしまいました。
なにせ、当時のガラケーではまず不可能な、
- mp3やogg、aacといった自分で取り込んだ音楽データを、再生のみならず着信音に設定可能。
- 操作画面等のフォントを任意のものに入れ替え可能。
- Macとの連携によるスケジュールと住所録の管理。
- 勝手アプリ(非認証アプリ)のインストール。
などなど、当時からガジェット好きな筆者にはどストライクな機能が目白押し。
自分で情報を得て工夫してカスタマイズする、という “マニア心くすぐる” 端末だったと言えるでしょう。
その他にも、サードパーティー製の702NK用カバー(外装)交換によるイメチェンなど、本当に楽しめました。
その後、同じくNOKIAの「705NK」を経て
「iPhone 4」→「iPhone 5」→「iPhone 6 Plus」→「iPhone 8 Plus」
と、筆者のスマホ歴は続いていったわけなのです。
まとめ
今はもう手元にありませんが……
最も印象に残るガジェットです。