今のところ?健康な@gadgerepoです。こんにちわ。
筆者もそろそろいい年になってきて、増えてきたのが「身内・知人の不幸」。
故人との思い出に想いを馳せながらも、毎回頭をよぎるのが「自分が死んでしまったとき」のことです。
“もしも”のために伝えたい、遺したいこと
超高齢化社会である今の日本、年齢70〜80代でそろそろ自身の寿命が近づいてきた事を悟り、事前に準備が出来るに越した事はないのですが、不意の事故・病気で思いがけず死んでしまう可能性も、無いとは言い切れません。
そんな「突然の死」に自分が直面してしまった場合でも、残される家族に出来る限り迷惑を掛けないために最低限の用意はしておきたいものです。
こういう時、よく言われるのが
- 葬儀の仕方(家族葬でしめやかに?それとも盛大に?)
- 遺産の相続方法(あればですが)
- 個人的な口座の有無(通帳・カードの所在)
このあたりを明記して家族宛に書面にする、いわゆる「遺書」を残す方法ですね。
ネット社会での遺書の在り方
上記以外でも最近よく話題に上るのが、故人が加入、利用していたTwitterやFacebook、LINEなどのソーシャルネットワークサービス、SNSを死後どう取り扱うか、です。
利用者が亡くなった場合、当然そのサービスは以後更新されないわけですが、特に取り決めがない限りそのアカウントと投稿内容は本人の死後もネット上に存在することになります。
もしあなたが家族にはナイショでこれらSNSを利用していて内容を知られたくないのならば、藪を棒で突くような真似はせずに運を天に任せて放置しましょう。
今はまだ論議の段階ですが、SNSにおいて更新が止まっているアカウントについて、一定期間を経たモノはアカウントを停止する方向で検討している動きもあるようです。よほどの事がなければ、あなたの投稿は家族に知られないまま闇に葬り去られるでしょう。
しかしご家族公認でSNSを利用しているなら、無用な混乱を避けるため、速やかにあなたが亡くなった事をフォロワーさんに伝えてもらった上でアカウントを停止してもらうよう、IDとパスワードを書き留めて遺書に残しておいた方がいいかもしれません。
本人が亡くなった後、心ない人からの書き込みで荒廃しているSNSも見かけたりします。
そんな場合でも遺されたご家族で管理ができれば、トラブルを避ける事が出来るでしょう。
ブロガー用遺書は結構重要
さらに、あなたがブログを書いているのなら その遺書はさらに重要な意味を持つようになります。
筆者のような弱小ブログはともかくとして、月に数万PV以上アクセスがあるのなら、一定のアドセンス広告、アフィリエイト収入が発生。それはあなたの死後、更新がされなくなったとしてもピタッと無くなるわけではありません。ブログの内容によってはその後も継続、額も増えるかもしれません。
あなたが家族には知らせず、ヒッソリとブログを運営しているのなら、ブログや そういった広告収入の存在と振込まれる口座情報を、加えて家族公認の場合もブログ管理に必要な情報(管理画面のURL、ID、パスワードなど)を書き留めておきたいものです。
これによってあなたのご家族は、あなたが亡くなった後もブログで発生する収入を受け取ることができ、その意向次第ではブログの存続・閉鎖を決定、管理することができます。
SNSとは少し異なり、長文で著者の趣味、センスが全開となるブログ。自分の死後はキレイさっぱり消して欲しい場合も同様です。
逆に、広告収入の有無に関わらず絶対家族には知られたくないという場合なら、独自ドメインあるいは有料ブログサービス、レンタルサーバでのブログ運営をお勧めします。
独自ドメインの維持費や有料ブログ、レンタルサーバの使用料は1ヶ月〜1年と一定期間で区切られています。
これらは多くの場合、期間が満了となってから更新されなければその権利は失効、あなたのブログへのアクセスは事実上不可能となります。
家族へ遺書の存在を知らせる方法
あなたがこれらを書き留めた遺書をしたためて、あなたの机の鍵付きの引き出しに保管したとします。
では、そのことを家族に知らせるにはどうしたらいいでしょう。
「俺が死んだら遺書が机の引き出しに入ってる。鍵は財布に入ってるから、もしもの時は開けてね。」とあらかじめ言うのも気恥ずかしいものです。
また、信頼する家族とはいえ先に見られてしまう可能性も……。
そこで、遺書の存在を記したメールを以下のような送信日時が指定できるサービスを使って、家族宛に送ってみるのはいかがでしょう?
日時指定メール予約送信サービス:ヨヤクメール:489m.net
【レビュー】“Gmail”で日時を指定してメールを送信できるようにするGoogle Chrome拡張「SndLatr」 - 窓の杜
例えばあなたの誕生日、あるいは結婚記念日など覚えやすい日に先ほどの「俺が死んだら遺書が机の引き出しに入ってる。鍵は財布に入ってるから、もしもの時は開けてね。」と書いたメールが家族に届くように設定します。
そして指定日の前日、何事もなければ予約メールをキャンセルし新たに1年後、指定メールを設定。これをルーチン化するのです。
もしあなたに何かあった時には、その年の指定日にメールがあなたの家族に届き、遺書の存在が知らされるというわけです。
まとめ
G・Wで暇なもんで、ツラツラと書いてみました。
内容が内容なので“ゼヒお試しください”と気軽に言えないところがありますが、人間なら必ず訪れる「自分の死後」、一度じっくり考えてみるのもいいのではないでしょうか?