ガジェレポ!

京都在住の中年サラリーマンブロガー。 Mac、iPhone、ゲームにアプリなどなど興味をもったガジェットの情報をなんでもレポート。

「ゲーム専門店」は本当になくなってしまうのか?

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ちょっと時期を逸してしまいましたが、「NARUTO -ナルト-」の最終回、ヨカッタです。人気作は連載が延ばし延ばしになってなかなかキレイに終われない(ジャンプは特に)ものですが、うまく着地できたのではないでしょうか。@gadgerepoです。

今回は昨今のゲームの売上について。先日こんな記事を読みました。

gekicore-gamelife.com

ゲーム小売店に押しよせる変革の波

この記事ではいわゆるゲームの小売の中でも「ゲーム専門店」の売上低下、そして現状どんどん廃業している原因について、

  • ダウンロード販売の普及
  • 経営者がゲームという商材に厳しい
  • 通販サイトの台頭

という点をあげ、今後生き残るためには他の商材(トレカ、フィギュア、おもちゃ)なども取り入れた「複合店」化が必要ではないか、としています。
筆者の近辺でも、古くからある「ゲーム専門店」が最近になって次々店じまいしており、この記事を読んで「なるほどな」と感じました。

音楽や電子書籍と比べ、ゲームはダウンロードする容量が格段に大きくて時間がかかる、パッケージ版と値段が大差ないなど、普及は一筋縄ではいかないと感じられたダウンロード販売ですが、コチラの記事では

www.inside-games.jp

日本における同社HDゲームの売上高比率は、パッケージ版が82.8%、ダウンロード版が17.2%と、根強いパッケージ版の支持が窺えます。しかし北米ではパッケージ版が63.2%、ダウンロード版が36.8%という結果が出ており、市場が大きく変化していることが見てとれます。
引用:スクウェア・エニックス、ダウンロード版の売上が全体の3割を超えたと発表 | インサイド

というデータから、徐々に普及しつつあることが伺えます。

Amazonや大型家電量販店などの通販サイトの台頭も、店に行かなくて済む手軽さと、ダウンロード版だけでなくパッケージ版が手に入る安心感、割引やポイントなどによるお買い得感が利用者に受け入れられる要因と言えるでしょう。

このほかにも スマホ無料ゲームの台頭 によるライトユーザー層のゲーム専用機離れも一因にあると思われますが、コチラに関しては最近このような意見もあり、

kultur2.blog.fc2.com

急成長を遂げたスマホ向け無料ゲームも一定の限界を迎えつつあり、今後の動向が気になります。

また、体験版のダウンロードが一般化し、気になるゲームを事前にチェックできるようになったこともわざわざ店頭に足を運ぶ意味がなくなった原因でしょう。

まとめ

CDや書籍がたどった道を、ゲームもまた同じようにトレースしていくのは間違いないでしょう。
小さいころ、ゲーム屋に集まってワイワイ言いながらゲームを選んだあの興奮を、もう味わうことはないのかもしれません。寂しいですね。