ガジェレポ!

京都在住の中年サラリーマンブロガー。 Mac、iPhone、ゲームにアプリなどなど興味をもったガジェットの情報をなんでもレポート。

iPhone 6の発売で「ガラケー」人気が復活?

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うっとおしい天気が続きますね、こんにちわ@gadgerepoです。

今日も今日とてブログネタを探してネットを巡回していたところ、

www.nikkansports.com

とこんな記事をみかけました。

安価な価格のガラケーが根強い人気

つまるところ、昨今のスマートフォン人気で絶滅寸前と思われていた従来型携帯電話「ガラパゴス携帯(通称ガラケー)」が実際はそんなことはなく、安価な購入価格、月額使用料とシンプルな使い勝手を求めているユーザーの間で根強い人気を持っている、という話です。

たしかに筆者のまわりにもスマホに興味はあるものの「スマホに変えると月々の支払いが高くなる。」「操作が複雑そうで使いこなす自信がない。」「そこまでの機能は必要ない。」とスマホの購入に踏み切れず、ガラケーを使い続けている人がチラホラいます。

しかしいくらスマホ、とりわけ(日本では)iPhoneが人気だからといって全員が全員スマホに変えるかといえば決してそんなことはなく、上記のようなニーズのユーザーも当然いるわけで、想定の範囲内の話です。

ですが、筆者はこの記事を読んで最近NTTドコモが発表した次のニュースを思い出しました。

音声通話定額制サービスによる「値上り」

iphone-mania.jp

国内の大手携帯電話事業3社が一斉に音声通話定額制サービスを打ち出したのは記憶にあたらしいところですが、そこへ来てNTTドコモが端末代金を毎月の利用料金から割引する「月々サポート」の条件を変更し、端末代金の割引を受けるには新料金プランへの加入を必須としたのです。

これにより、ドコモでは9月1日(月)以降に携帯電話を購入・機種変更する場合、機種代金割引の適用を受けるには新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」への加入が必要となります。つまり現在発売中のiPhone5s(16GB)の機種変更を例に取ると、

例えば、iPhone5sの16GBモデルを機種変更で購入する場合、3,024円×24回で72,576円の端末代金が、「月々サポート」で月額2,592円、総額62,208円の割引が適用されるため、実質負担額が10,368円で済んでいました。 9月以降に機種変更で端末を購入する場合、新料金プランに加入しない場合は上記の割引が受けられないため、端末代金72,576円の支払いが必要となり、実質負担額が62,208円増えることとなります。 引用:ドコモ、「月々サポート」適用に新料金プランを必須化! - iPhone Mania

当然多くのユーザーが月々サポートを適用するために新料金プランに変更する道を選ぶことになるのですが、そうなると音声通話料が2700円定額となり、これにネット接続料300円とデータ定額料をプラス、データ定額最安値の2Gパックで合計6500円、今までのデータ使用上限の7Gに近い5Gパックだと合計8000円の月額使用料になってしまいます。

通話はあまり使用せず、データ通信を多用するユーザーにとっては事実上の「値上り」となり、au・ソフトバンクも新料金プランに誘導するため同様の施策を行う可能性は高いです。

そしておそらく、この「新料金プランへの誘導」は来月に発表、発売されるであろう「iPhone 6」を念頭に置いての実施であることはまちがいありません。

しかし、はたしてiPhone 6を購入予定のユーザーにとって各社の新料金プランは魅力的に映るでしょうか?

安価なガラケー回帰がおこるかも?

iPhone 6を購入予定のユーザーはコアなファン以外は2年契約を終えたiPhone4S、5使用者が大半でしょう。そしてiPhone4S、5はそれまでスマホに興味のなかった中高生層、女性層、高年齢層が一気に増加した機種でもあります。

iPhoneは実際便利ですし、一度手にすれば手放しがたい魅力があるのも事実ですが、高くなった月額使用料に嫌気が差す方も多いのではないでしょうか?

SIMフリー携帯+格安SIMカードという選択肢を選ぶ人もいるでしょうが、余計な手間を省いて、安く携帯代を抑えたいと思う人もいるでしょう。

そして他機種に目をむけた時、ガラケーの魅力が再認識され再びブームが巻き起こる可能性もあるのではないでしょうか?

今は穴の中で密かに眠っているガラケー。王者復権をめざし、再び牙をむく日は近いかもしれません。