こんにちは、@gadgerepoです。
本日15時から行われた『SCEJAプレスカンファレンス2014』、ドラゴンクエストの新作アクションRPGやペルソナ5発表など盛りだくさんの内容でしたね。
3DS好調の任天堂、波にのりたいSONY
先日発表があった任天堂の「Newニンテンドー3DS」と「new 3DS LL」に対して、SONY陣営のハードテコ入れはVitaとPS4それぞれに新色やコラボモデルを追加するにとどまりましたが
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20140901_664574.htmlgame.watch.impress.co.jp
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20140901_664578.htmlgame.watch.impress.co.jp
その分PS3、Vitaそして特にPS4それぞれに新作ソフトを用意し、国内では不調なPS4の懸念材料である“ソフト不足”を払拭、解消する狙いが見て取れました。
また双方のカンファレンスは、現在の任天堂とSONYが置かれている状況を非常によく表していると筆者は感じました。
圧倒的人気の3DS中心の任天堂
言わずもがなの圧倒的人気を誇る「NINTENDO 3DS」。今回の新ハードは新CPU搭載、「Cスティック」「ZR」「ZL」ボタンを搭載するなどして、機能・性能をアップ。
ボタンを増設することで操作性においては現状の携帯機で出来ることを全てやった「完全版」となり、それと同時に新CPUによってより美しく快適にプレイできる専用ソフトの作成が可能。(どの程度キレイになるかはわかりませんが)
結果ハードの“寿命”が伸び、さらに数年は戦えるハードになりました。
なぜそうまでして3DSのゲーム機としての寿命を伸ばす必要があったか?それはやはり任天堂の据置きゲーム機「Wii U」の不振によるところが大きいのではないでしょうか。
最近では「マリオカート8」が全世界で280万本を超える大ヒットとなったものの、本体売上げを大きく伸ばすにはいたっておらず苦戦をしているWii U。
今冬発売予定の「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」は今月先行して発売される「大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS」と共に期待を集めていますが、楽観視も出来ない現状、安定した売上が期待できる3DSに注力するのはしかたがないのかもしれません。
マルチプラットフォームで連携するSONY
かたやSONYはというと、PS4発売以降もいまだ現役で資産も多いPS3、じわじわ売上を伸ばしつつあるものの未だ3DSには遠く及ばないPS Vita、そして海外では好調とはいえ国内ではイマイチ元気のないPS4といった3ハードを擁し、大ヒットは生まれなくともマルチプラットフォームで幅広く展開し、クロスプレイなどで連携してユーザーの購買欲を誘う戦法のように見受けられます。なぜでしょう?
それはやはり、現状任天堂のゲーム機にあってSONYゲーム機に欠けているものの存在、任天堂専売のマリオ、ポケモン以外にもドラクエ、モンハン、最近では妖怪ウォッチなど出せば必ず売れる!というソフト「キラーコンテンツ」の不在という全てのSONYゲーム機が持つ弱点のために、取らざるをえない戦略なのでしょうか。
まとめ
なんか否定的・悲観的なことばかり書きましたが、今ゲーム専用機が置かれている状況が厳しいものであろうことは間違いありません。そんな状況の中であってもユーザーに「ワクワク」を与え続けてくれる、そんなゲーム機を筆者は応援していきたいと思います。