これから何を楽しみに生きていけばいいのか……。ガジェレポ!@gadgerepoです。
筆者が十数年前に 衛星放送「WOWOW」に加入して以来、ずっと見続けてきた海外犯罪捜査ドラマの金字塔「CSI:科学捜査班」。
2000年の放送開始から足掛け 15年続いた名作もシーズン15でついに終了。WOWOW でも「CSI:15 科学捜査班 ザ・ファイナル」と銘打ってこの最終シーズンが公開されていたのですが、そのシリーズ最終回から時をおかずに、真の最終回としてアメリカでも先の9月に放送されたばかりのスペシャルドラマ「CSI:科学捜査班 -最終章-」が 11月 7日、日本でも放送されました。
第1シーズンから第9シーズンまで CSIチームを率いてきた「ミスター CSI」、ギル・グリッソムを始め、キャサリン・ウィロウズやジム・ブラス警部も再登場するとあって話題となっていたこの最終章、筆者もテレビの前で正座して視聴させていただきましたよっと。
以下、若干のネタバレ含みます。
「CSI:科学捜査班」ってどんなドラマ?
さて、「CSI:科学捜査班」をご存じない方のために説明させていただきますと……。
ハリウッドのヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮を務める科学捜査ドラマシリーズ「CSI:科学捜査班」は、24時間眠らない街ラスベガスを舞台に、警察科学捜査班所属の捜査官たちが、全米最高レベルの最新科学を駆使して難事件を解決していく姿を描く。 そのため、物語はまず死体ありきで始まり、死体の解剖結果、DNA、体内から摘出された弾丸の線条痕など、様々な証拠から判明した事実を積み重ねて犯人を導き出していく。特筆すべきは、物語のリアルさだ。セットや小道具等に実際の犯罪捜査で用いられているものを使っているというこだわりぶり。 また、ギャンブル癖のあるウォリック、元ストリッパーのキャサリン、複雑な過去を持つニックやサラなど、個性あふれるキャラクターたちも見どころのひとつになっている。
引用:ディーライフ/Dlife CSI: 科学捜査班 シーズン1 |全国無料のBSテレビ局Dlifeで、海外ドラマも、映画も、ディズニーアニメーションも! | Dlife
アメリカで当時圧倒的人気を誇っていた「ER 緊急救命室」や「フレンズ」を抜いて視聴率 No.1になり、さらには 2本のスピンオフドラマが制作されるほど大人気だった「CSI:科学捜査班」。
魅力はやはり細部にわたって細かく描かれた捜査方法、グロテスクとも言える死体描写などの“リアルさ”でしょう。
犯人を特定するために最新科学・技術を駆使して行われる捜査方法は、ドラマを観て犯罪者がその対策を練るようになるといった社会現象まで引き起こすほどでした。
しかし、抜群の人気だった同シリーズも徐々に視聴率は低迷。何度かテコ入れも行われたものの結果振るわず、ついに今回グランドフィナーレを迎えることとなったのです。
最終章は往年の名キャラ再登場のお祭り騒ぎ!と思いきや……
さて最終章、物語はラスベガスのカジノ「エクリプス」で爆弾を身に付けた男による自爆テロが発生。テッド・ダンソン演じる CSI主任、D・B・ラッセル率いるチームが捜査を開始するところから始まります。
このカジノ「エクリプス」の所有者ということで今はロスアンゼルスの FBIに所属する元 CSI、キャサリン・ウィロウズ(マーグ・ヘルゲンバーガー)や爆破時警備にあたっていたジム・ブラス(ポール・ギルフォイル)といった旧メンバーも捜査に加わることに。
そして自爆テロを起こした男が持っていた金属片(鍵の一部)に刻まれていた刻印から、これまた懐かしいレディ・ヘザー (メリンダ・クラーク)が捜査線上に浮かび上がってきます。この事件の規模から万全の体制で臨みたいというエクリー保安官の意向で、レディ・ヘザーとは旧知の元 CSI主任、今は海洋学者であるギル・グリッソム(ウィリアム・ピーターセン)もまた復帰することに……。
といった感じで続々と懐かしいキャラクターが登場し 新旧入り乱れての大捜査線が展開されることになるのですが、残念な点も。
それは第1シーズンから最終シーズンとシリーズを通して CSIを支えてきた捜査官、ジョージ・イーズ演じるニック・ストークスが出なかったこと。
15シーズン最終話でサンディエゴの CSIラボにチーフとして転任することになったニック。そういう意味では今回、ラスベガスの事件の捜査に加われないことはわかるんですが、全く登場しないというのは少し寂しい気もします。
また同じく 最終章に登場しなかった、D・B・ラッセルと共に第12シーズンからチームに加わったジュリー・フィンレイ(エリザベス・シュー)。やはり15シーズン最終話で宿敵“ギグ・ハーバー・キラー”に襲われ重傷を負っていたのですが、
まさかそのままお亡くなりになっていたとは……(´;ω;`)ブワッ
“CSI”らしい終わり方、グリッソムとサラの愛の行方は?
少々残念なところはあるものの、ストーリー自体はこれまでの CSIの集大成、姿見えぬ犯人を現場に残された証拠を元に最新技術・知識・経験を総動員して浮き彫りにし、追い詰めていくといった王道パターン。
さらにはお互いの気持ちを確かめないまま離婚していたグリッソムとサラ・サイドル(ジョージャ・フォックス)ですが、今回の事件をきっかけにそれぞれが自分の本当の気持ちに気がつきます。
果たして二人の愛の行方は?
見どころ満載の最終章ですが、個人的には久しぶりに古巣のラボに戻ってきたグリッソムに真っ先に気がつき声をかけた、新顔の女性捜査官の正体に一番ビックリしましたね。
まとめ
久しぶりのギル・グリッソムでしたが、昔と比べてさらに変人性が増し単独行動ばかりで他の捜査官との絡みが少なかったのがちょっと残念。
なんにせよ、長年愛してきた「CSI:科学捜査班」がもう観ることができないのは寂しい限りです。