ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちは。
筆者が気まぐれに訪れたラーメン屋をレポートする “京都ラーメン探訪” 、八十九回目は、京都市下京区『麦の夜明け』です。
京都市下京区「麦の夜明け」
2022年の2月にオープンしたばかりの新店「麦の夜明け」さん。
同志社大学で「拉麺研究会」を立ち上げ、卒業後は東京の製粉会社に就職。その後自身でラーメン店を始めるため、研究を重ねながら超人気ラーメン店「鶴武者」などで間借り営業しておられた話題のご店主のお店。西大路通と花屋町通交差点を西に入り、一筋目を超えた北側に店舗を構えています。
前職の製粉会社でのノウハウを活かした自家製麺へのこだわりと自信が、店名に現れていますね。
料亭を思わせる古風な佇まいとライティング。店に入ると中はカウンターのみの9席で、平日夜の来店でしたが満席状態で賑わっておりました。
入口すぐの券売機を確認すると、現状で食べられる麺メニューは「牛醤油と山椒の中華そば」と「帆立と山椒の中華そば」の二点、お品書きにある「山椒麺と昆布水のつけ麺」は選べなくなっていました。
か~なり迷いましたが、今回は「帆立と山椒の中華そば」を注文してみます。
こだわりの自家製麺が独特の食感「帆立と山椒の中華そば」
カウンター席に着席後、ほどなく運ばれてきたコチラが「帆立と山椒の中華そば」です。
トレンドともいえる、ラーメンとは思えない「見せる盛り付け」に目を引かれます。
スープからはほんのり帆立の香り。
一口飲むと、鶏・豚・魚介全部入りのあっさりとした出汁の風味に加えて、帆立の上品な甘みが感じられ、そこに山椒のピリッとした刺激が際立ちます。う~ん、今までに食べたことがない味わい。
そして、国産小麦「せときらら」を使った自家製麺は中太の平打ちストレート。あまりコシは感じませんが、ツルっとした喉越しとモチモチした食感はやはり独特のもの。見た目に反して、なかなかボリューミーです。
存在感のある大きめの薄切りレアチャーシューも、初めはしっとり、しばらくするとスープの熱で火が通り食感の変化が楽しめます。
さらに同じく存在感のある極太メンマ、噛むとジュワっと旨味が口に広がり、ほどけるように柔らかくて抜群の美味しさ。これだけでご飯がお替りできそう。
麺を食べきり、スープを飲み干すと丼の底に沈んだ“ほぐし貝柱”が。これも貝柱本来の味にスープの旨味が染み込んで、これだけでご飯────以下同文。
スープ・麺・トッピングと、すべてがこれまでのラーメンの枠組みから飛び出した挑戦的な意欲作。
これからさらに、どんな進化を遂げるのか……今後の展開が非常に楽しみな「麦の夜明け」さんです。
まとめ
これまでにない独特な美味しさの「麦の夜明け」。
“京都ラーメンの夜明け”となるか?
麦の夜明け
- 住所:京都府京都市下京区西七条掛越町12-5
- 営業時間:【火〜日】11:30〜14:00/18:00〜21:00(Lo)
日曜営業
新型コロナウイルスによる営業時間・定休日変更の可能性あり - 定休日:月曜日
- 駐車場:有り(2台)
/* アドレス要変更 */ https://t.co/bnYlskWmSg /* ここも変更 */ March 9, 2022