ガジェレポ!

京都在住の中年サラリーマンブロガー。 Mac、iPhone、ゲームにアプリなどなど興味をもったガジェットの情報をなんでもレポート。

はじめて買った(買ってもらった)パソコンの思い出。

ソニーHBー101のイメージ01

ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちは。

今回は、ふと思い出した昔語りを。みなさんがはじめて買った(買ってもらった)パソコンって何ですか?

初PCはソニーのMSX

 

筆者が小学校高学年、1984〜5年頃といえば任天堂のファミリーコンピューター(通称ファミコン)で「スーパーマリオブラザーズ」が大ヒットし、「家庭用ゲーム機」というジャンルが一躍注目を浴び始めた頃でした。

周囲でもファミコンを買ってもらった友人がだんだんと増え始め、学校が終われば家におじゃましてゲームで遊ぶ、という毎日。

家のテレビでゲームセンターさながらのゲームを、友達とワイワイ騒ぎながら楽しむという遊び方は、これまでに味わったことのない刺激的な体験でした。

さぁ、そうなると当然「ウチも買って〜!」となるわけですが、筆者の両親は当時「ゲーム機」に対してはかなりの偏見を持っていたらしく、頑として首を縦には振りません。

両親にしてみても、今までには無いタイプの得体の知れない“おもちゃ”が、子どもの学業にどんな影響を及ぼすかを危惧してのことでしょう。

そんなわけで我が家では、筆者が中学生に上がるまではまったくゲームに縁のない家庭でした。

しかし、そんな状況が一変する事態が発生。

突然父が「マイコン(パソコン)を買う。」と言い出したのです。

巷ではファミコンのヒットと時を同じくして「マイコンブーム」が到来。NECの「PC-6000シリーズ」「PC-8800シリーズ」などの家庭用PCが好調な売れ行きを見せ始めていた頃。

それら“マイコン”ではゲームを楽しむのはモチロン、BASIC言語を使って自作のゲームを制作、雑誌に投稿したりする「アマチュアプログラマーの量産」に一役買っていました。

そんな世の中の流れをいち早く感じ取った父。子どもたちへの英才教育?の一環として家庭用PCの購入を思いついたのでしょう。

が、そこは素人の悲しさ。近所の電気屋さんで意気揚々と買ってきたのは、ソニー製の“MSX”「HB-101」でした。

www.sony.co.jp

 

「MSX」とは1983年に米マイクロソフトとアスキー(現アスキー・メディアワークス)によって提唱された、8ビット・16ビットパソコンの共通規格の名称、またはパソコン自体のこと。

専用モニターでなく、家庭用テレビに接続して使える低価格のパソコンとして、日本国内外を問わず複数のメーカーから発売されました。

しかし、NEC等の高価格パソコンと比べればやはり見劣りする性能と、ゲーム機としてみれば髙い価格帯がネックとなり、中途半端感が否めないまま売れ行きは低迷。1995年に日本最後のMSX規格マシンが出荷を終了し、終焉を迎えます。

が、当然そんなことは父の知るところではなく、「これさえあれば息子はプログラマー!」とHB-101だけではなく教本として「マイコンBASICマガジン」まで買い与える大盤振る舞い。

筆者もそんな父の期待に答えようと、HB-101に向かってBASIC言語で書かれたプログラムを1文字1文字打ち込んでみましたが、

○がボヨンボヨン飛び跳ねるプログラムで挫折

それ以降は、こっそりお小遣いで買ってきた「バンゲリングベイ」専用マシンとなり、筆者のゲーム遍歴のさきがけとなったのでした。


MSX●バンゲリングベイ(SONY) プレイ動画 1/2 RAID ON BUNGELING BAY

 

まとめ

 

というわけで筆者の初PCはソニーの「HB-101」
赤い筐体が“シャア専用”ぽくってカッコよかったな〜。