ガジェレポ!

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【watchOS 6】『watchOS 6.2.8』でApple Watchが車のデジタルキーに!

watchOS 6.2.8のイメージ01

ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちわ。

Appleは本日2020年7月16日(日本時間)、Apple Watch用のOSである「watchOS」に『watchOS 6.2.8』ソフトウェア・アップデートを公開。このバージョンからApple Watch Series 5以降での車のデジタルキー機能が追加されました。

iPhoneやApple Watchがデジタルキーになるメリットは?

 

Appleが公開した今回のソフトウェア・アップデートで、「iOS 13.6」と「watchOS 6.2.8」には「CarKey」機能が追加。

これにより、iPhoneやApple Watchが車のキーとなり、かざして画面をタップするだけで解錠操作が行える「キーレスエントリーシステム」として使えるようになります。

watchOS 6.2.8のイメージ02

 

ただし、当然ながらこの機能は自動車側も「CarKey」機能に対応している必要があり、現状はBMWが2020年7月1日以降に製造した特定の車種のみの対応。

www.bmw.com

 

また、対応するApple製品も限定されており、iOS 13.6以降のシステムをインストールしたiPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone SE(第2世代)、そしてwatchOS 6.2.8以降をインストールしたApple Watch Series 5となっています。

さらに言えば、今回の「CarKey」はNFCベースの第1世代で、第2世代となるUWB(Ultra Wide Band)ベースも計画されており、UWBはNFCに比べて通信距離が長くなることから“iPhoneやApple Watchをかざすことなく、バッグやポケットに入れたままで解錠が可能”となるそうです。

それでは、iPhoneやApple Watchが車のデジタルキーになることで我々が得られる「メリット」はなんでしょう?

先ずは現在、自動車業界で広く普及している「キーレスエントリーシステム」同様、物理的な金属キーによるドアロックとエンジン始動を廃止したことで「鍵の複製」「ドアロックのこじ開け」での“マイカー盗難”を防ぐことが挙げられますね。

そして「CarKey」特有のメリットとして、鍵情報をデバイスのWallet内に暗号化して保存、その鍵情報を「メッセージ」アプリ経由で友人・家族に送信することで鍵を簡単・安全に共有することができ、車のシェアを手軽に行うことができます。

もちろん、シェアした後に鍵情報を削除してキーの共有を解除するのも簡単。

某コインパーキング「タ○ムズ」のカーシェアリングも、「CarKey」に対応することでさらに便利になりそうですよね。

今年の6月22日(現地時間)に行われたAppleの年次開発者会議「WWDC 2020」で発表されたばかりの「CarKey」機能、iOS14に先立ってiOS13.6に搭載ですが、国産車の対応は今のところ未定。

とはいえ、日本国内でのiPhoneの普及率とCarKeyの利便性を考えれば、遅かれ早かれ国内メーカーも賛同・対応してくるのではないでしょうか。

 

まとめ

 

Apple Watchをドアノブにかざして簡単ロック解除!
早く使ってみたい!!!