ガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちわ。
日本時間の6月4日(火)、午前2時からアメリカ・サンノゼで開催されたAppleの基調講演『WWDC19』。
事前にリークされていたものから予想だにしていなかったものまで、様々な
“おろし金” Mac Proも気になるけど……
今回の基調講演「WWDC19」で発表されたAppleの新製品情報。
ハードウェアでは
- 新型「Mac Pro」
- Retina 6Kディスプレイ「Pro Display XDR」
- 「Apple TV」PS4やXbox One Sのコントローラに対応
ソフトウェアでは
- mac OS「Catalina(カタリナ)」
- iOS 13
- iPad専用の新OS「iPadOS」
- watchOS 6
と、なかなかのボリュームでした。
独特な“おろし金”冷却穴が斬新な Mac Pro の発表も会場を沸かせましたが、筆者が「おぉっ!」となったのは……
Apple Watch専用App Storeと純正ボイスメモ&計算機アプリ
Apple Watchの新しいOSである「watchOS 6」が公開され、事前リーク情報どおりにApple Watch専用のApp Storeが発表されました。
これまでは、iPhoneのApp Storeからインストールしたアプリの「Apple Watch版」がWatch上で動作する仕様でしたが、新OSではApple Watchアプリが独立して動作することになり、Watch専用のApp Storeから直接ダウンロード・インストールできるようになります。
Apple Watchの小さな画面でのUIが気になるところですが、これはiPhone依存から脱して独立デバイスとなるための新たな一歩ですね。
さらに、純正アプリとして「オーディオブック」「ボイスメモ」「計算機」アプリが新たに追加。
特に「ボイスメモ」と「計算機」は、iOSデバイスでは標準の優れた純正アプリがこれまでは搭載されておらず、当ブログでもサードパーティー製アプリを紹介していましたが……
純正アプリならiOSデバイスとのデータ共有も問題なさそうですしね。
タブレットに最適化されたUIの「iPadOS」
まったくリーク情報もなく、突然降って湧いたように発表された「iPadOS」。
これまで若干UIの違いはあれど、iPhoneと同じiOSによって一括りにされていたiPadですが、大画面(特に12.9インチ!)のiPadにおける、ただアイコンが並ぶだけのホーム画面には、やはり違和感を覚えずにはいられませんでした。
せっかくの大画面なのに、表示される情報量が少なすぎる&スカスカな印象なんですよね。
しかし、iPadOSのホーム画面ではアイコンやドック、さらにはウィジェットも表示されるなど大画面に最適化されたUIとなっています。
さらにApple Pencilへの対応やマルチタスクはモチロン、USBメモリなどのローカルストレージにも対応。
また開発者向けベータ版「iPadOS」「iOS 13」からは、USBマウスやMagic Trackpadといったポインティングデバイスのサポートが確認されたそうです。
これまで、デスクトップPCやノートPCの代替としてヘビーに使うには「?」な印象をiPadに抱いていた筆者。
しかし、ポインティングデバイスやローカルストレージへの対応、最適化された独自OSの搭載など、これからはデスクトップPCと遜色ない使い勝手が期待できそう。
iPadが「液タブ」に!?「Sidecar」
新macOS「Catalina」では「iTunes」が廃止され、「Apple Music」「Apple Podcast」「Apple TV」の3アプリに分割される、という情報が事前にリークされ話題となっていましたが、筆者が一番色めきだったのは……
iPadをMacのサブ画面にする「Sidecar」機能。
iPadとMacをワイヤレスで接続し、macOSのディスプレイをiPadに拡張できる機能ですが、注目すべきは“Apple Pencilでの入力にも対応”という点。
ペンタブレットで入力可能なmacOS用アプリをサブ画面のiPadに表示すれば、Apple Pencil入力で液晶タブレットとしても使えるそうです。
現在、Mac版「CLIP STUDIO PAINT」&中華液タブでお絵かきしている筆者ですが、これは是非試してみたい!
筆者所有のiPad Pro 9.7インチ(2016)も対応しているのか?続報が気になるところです。
まとめ
内容の濃かった今回の『WWDC19』ですが、iPhone SE2の発表はいつですか?