絶賛 G・W 中のガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちわ。
先日書いたコチラの記事、
フジテレビ系列の深夜アニメ放送枠「ノイタミナ」内で放送されていた『四畳半神話大系』が無料配信されているのですが、懐かしく見直していると現在公開中の映画『夜は短し歩けよ乙女』も見たくなってきた筆者。
ちょうどうまい具合に時間がとれたこともあり、G・W を利用して観て参りました。
原作ファンおすすめ!小説のイメージを忠実に映像化!
『夜は短し歩けよ乙女』は2006年に出版された森見 登美彦(もりみ とみひこ)の同名小説をアニメ映画化したもの。
ちなみに筆者は原作も読んだ上での鑑賞です。
同じく森見 登美彦 原作であり、アニメ化された『四畳半神話大系』のスタッフが再集結した作品ということで公開前から話題となりました。
あらすじをざっくり紹介すると……
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。
けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。
引用:Amazon.co.jp 夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
キャストについては「先輩」の声を星野 源が、「黒髪の乙女」を花澤 香菜がそれぞれ担当。
『四畳半神話大系』ファンにとっては「私」役の浅沼 晋太郎、「明石さん」役の坂本 真綾のイメージがあるため違和感があるか?と思っていたのですが、然に非ず。
星野 源の芸達者ぶりには驚かされるばかりですし、なにより花澤 香菜の「黒髪の乙女」のハマりっぷりときたら!
原作である小説から抜け出してきたかのような、イメージどおりの「黒髪の乙女」!カワイイ!!
さらに『四畳半神話大系』にも登場した「羽貫さん」の声優は甲斐田 裕子が、『四畳半神話大系』の「小津」と見た目が同じの「古本市の神様」を吉野 裕行が引き続き演じてくれているのもうれしいところ。
ストーリーは90分という映画の尺に収めるためか原作小説をところどころ改変し、「んっ?」と思うところもあり。
とはいっても逆にテンポよく、次々と怒涛のごとく息つく暇もなく物語が進んでいくのは気持ち良いくらい。
また、荒唐無稽・奇想天外な内容も原作のイメージを損なうことなく実に見事に映像化。
頭のなかで思い描いていた「詭弁踊り」や舞台劇「偏屈王」にやっと出会うことができて感激です。
そして、ジェットコースターに乗っているかのようなストーリー展開からのラストには急にホッコリとさせられて、何故か学生時代を思い出し(筆者も学生時代を京都で過ごしたので)不覚にも“うるっ”とさせられてしまいました。
原作ファンであり、『四畳半神話大系』ファンである筆者には大満足の出来栄え!と断言できるでしょう。
まとめ
G・W 中ということもあってか劇場は満席、上映後の来場者の反応も上々といった印象。
この記事を読んで興味を持たれた貴君、ぜひぜひ劇場でご鑑賞ください!