どうすれば安くiPhone7を手に入れられるか画策中のガジェレポ!@gadgerepoです。こんにちわ。
2016年3月4日、Y!mobileからApple「iPhone 5s」の販売が全国のY!mobileショップで開始されました。
2013年の機種ながら、機種代・データ通信・通話料込で格安の料金プランが用意されており、話題となっています。
筆者も本日、会社帰りにショップに立ち寄ってみましたが、設けられたiPhoneコーナーには沢山の人が集まり、賑わいをみせていました。
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「実質0円」廃止でiPhoneは高くなる?
2016年初め、NTTドコモ・au・ソフトバンクの大手携帯電話会社は、2015年に総務省から要請された携帯電話料金負担の軽減策として1人当たりの月額料金が5000円以下になる新しい料金プランを相次いで発表しました。
これにより、1回の通話が5分間までの通話定額と毎月各自1GB(ソフトバンク・au)あるいは毎月5GBを家族でシェア(NTTドコモ)のデータ通信を合わせてもこれまでの料金で最安となるプランが各社出揃ったわけですが、サービス内容に比べて思ったほど安くならないうえに、これまでは販売奨励金を原資とした端末値引き販売、いわゆる「実質0円」が廃止されることにより、ユーザーにとっては今までと同じか、場合によっては今までより高い負担を強いられるケースが懸念されています。
特にiPhoneは「実質0円」廃止の影響が大きいと言われており、事態を重く見たAppleアジア担当副社長と日本法人トップが総務省を訪れ、「実質0円」廃止を決めた政府方針について意見を求めたとの報道も見られました。
事実、これまで新機種発表に伴って機種価格も上がっているiPhoneは、販売奨励金による値引きが無くなれば一気に割高感が増し、ただでさえ鈍ってきている国内での売り上げにさらに大きな影を落とすのでは?と言われていました。
しかし実際は2月以降も、各キャリアとも行き過ぎた安売りや高額キャッシュバックはひかえているものの、オプション加入などの条件付きでこれまでどおりか、それに近いセールス展開を行っている販売店が多いようです。
ただ、そういった「目玉商品」として提供されているのは現行の“iPhone6s”ではなく、一世代前の“iPhone6”がメインとなっています。
新機種は高くなる代わりに旧機種がお求めやすく!
日本ではiPhoneの最新機種が販売奨励金の恩恵を受けて「実質0円」で販売されていたためメリットが少なく目立ちませんでしたが、AppleはiPhoneの最新機種発売後も継続して旧世代機を「ローエンドモデル」として販売しています。
先の総務省からの各キャリアに対する要請には、「端末価格の適正化に向け取り組むこと」とあるものの、「型落ち端末」もその対象となるのかは現状では明言されていません。
Y!mobileが「iPhone 5s」の販売を開始したのも、「型落ち端末」が調達しやすく、端末代も安いので値引きがしやすい、といった背景があってのことでしょう。
また、iPhoneは世代交代が1年毎となっており、比較的古い世代の機種でも新OSが対応してくれるという安心感があるというのも、「型落ち端末」を扱う上でのメリットの一つです。
今回のY!mobileによる「iPhone 5s」販売を試金石とし、大手携帯電話会社3社が追従してiphoneの「型落ち端末」を、割安なプランとセットでお求めやすい価格帯で販売することも十分に考えられます。
まとめ
最近のiPhoneは以前と比べ、最新機種に搭載された新機能や機種自体のスペックが「それほど革新的」とも言えないため、「あえて新機種でなくても旧世代機で十分!」と機種変更をひかえたり、お値打価格で放出された旧世代機を購入するケースも多い模様です。
今月発表されると噂の4インチ画面の「iPhone SE」も、スペック的にはiPhone6sより劣るものの価格はそれほど安くはならないと言われているので、安価な旧世代機の需要は今後増えるのではないでしょうか?