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Appleのサブスクリプション(定額)型音楽配信サービス「Apple Music」の登録会員数が1000万人を突破したと、英Financial Timesが現地時間2016年1月10日に報じました。
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提供開始から6カ月での達成は「Spotify」を凌ぐハイペース
Appleは2015年年6月30日から音楽配信サービスをスタート、最初の3カ月間は無料トライアル期間となっておりサービス開始から約1カ月後にはトライアル利用者が1100万人を達成(Android版Apple Musicは11月に公開)、10月には登録会員が650万人となりトライアル利用者も含めた利用者数は1500万人となりました。
定額制音楽配信サービスの最大手、英Spotifyは2008年10月にサービスを開始、2014年半ばに有料登録会員数1000万人達成するまでおよそ6年を要しており、Apple Musicはそれを遥かに凌ぐ6カ月というペースでの1000万人到達となります。
音楽配信サービスは日本で普及するのか?
とはいうものの、これはApple Musicのサービスが提供される世界100カ国以上のトータルでの統計結果であり、大多数は近年音楽ストリーミングが爆発的人気となっている米国における数値と思われます。
Nielsenが発表した2015年末の音楽レポートでは米国における2015年のオンデマンドストリーミング件数はほぼ倍増、2015年のオーディオストリーミング件数は前年比79%増のおよそ1450億件だったそうです。
日本でも昨年、Apple MusicをはじめGoogle Play Music、LINE MUSICにAWAなどが立て続けにサービスインし、定額型音楽配信サービス元年とも言える年でした。
しかし、国内における各サービスの登録者数は明らかにされていません。
一般における定額型音楽配信サービスの知名度もまだ高いとは言えず、若い世代を中心に広まってはいるものの米国ほどの認知度には遠くおよばないのが現状です。
昨今、iPhone・Androidといったスマホが普及したことで音楽配信サービスを“いつでも”、“どこでも”利用できる環境が整い、諸外国では急速に利用者を増やし続けています。
最大手Spotifyにいたっては2015年6月時点でアクティブユーザーは7500万人以上(有料会員は約2000万人)、現在の有料会員数は2500万から3000万人といわれているそうです。
コンテンツの違法ダウンロードの蔓延、CDの売り上げ激減と依然厳しい状況の日本音楽業界ですが、定額型音楽配信サービスの今後の普及にその未来がかかっていると言えるでしょう。
まとめ
1,000円未満の月額料金で数百万〜約3,500万曲の音楽が聴き放題、目当ての曲を検索してストリーミングで即視聴という利便性が魅力の定額制音楽配信サービス。
しかし、この便利なサービスの先行きを象徴するのがこちらのニュース。
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「音楽は無料」という間違った認識を正さない限り、国内での定額制音楽配信サービス普及は難しいのかもしれません。